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>>>>>> evkk magazine 2005.9.17
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*< 公演情報 >
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「私が語りはじめた彼は」芸術創造館マンスリーシアター提携公演
◆原作:三浦しをん(新潮社刊)
◆演出:外輪能隆
◆場所:大阪市立芸術創造館
◆日時:2005年 9月23日(祝)19:00〜★ 9月24日(土)14:00〜/19:00〜 9月25日(日)14:00〜
(開場は開演の30分前)
★学割対象ステージ:学生証をご提示いただければ1500円にてご観劇頂けます。
◆料金:前売2500円 当日3000円
◆チケット:ご予約受付期間 7月22日〜9月22日 先着30名様までご予約特典付き!
→チケット予約アドレス
evkkticket@hotmail.com
→ホームページ内チケット予約フォーム
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→ホームページ内チケット予約フォーム(携帯用)
http://www.evkk.net/m/ticket.html
◆制作:ART CABINET
◆CAST
大野美伸、立花明依、岸原香恵(いるかHotel)、冨永 茜、薮内友子(演劇カンパニー未来計画TOP)、荒木美海(劇団くすのき)、松本早苗(劇団くすのき)
土本ひろき、紀伊川 淳(桃園会)、岸 昆虫(ウラナチ)、ともさかけん(Giant Grammy)、谷 啓吾(小春侍)
*< ソトワコラム >
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ネタばれしないようにかつ、魅力的にというのはなかなかむずかしいのでありますが、今回の演出テーマを書いてみようと思います。
先日、原作者の三浦しをん氏が「爆笑問題のススメ」という番組に出ていました。この番組は、毎週ゲストとして文化人の先生(作家が多い)が出てきて、そのゲスト特有の「ススメ」を開陳しながら、爆笑問題とともに時にはその「ススメ」を実験してみたりするものです。
この「ススメ」というのは小難しくいえば世界観とか方法論と言えるのかもしれないのですが、そのゲストが作品を創作する"よりどころ"のようなもので、人それぞれ、もう多種多様な世界観が披露されています。そして時々思いがけない発想の源があり、かなり刺激されるのです。これがほぼ毎週見ている理由です。いや、真の理由は、そのセンセイ方の世界観をも凌駕するほど面白い、爆笑問題・太田の「今週のあとがき」を見たいからです。しかしながらこの時期、野球放送などで時間が前後し、ビデオ予約もままならず、もはやゲリラ的な遭遇の中で見ている状況です。あとがきだけを集めたDVDがでないものでしょうか。
三浦しをん氏のススメは「妄想のススメ」でした。自分が犬になったと仮定して、その生活ぶりを妄想していました。
では、妄想とは何ぞやと思い辞書をひいてみました
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【妄想】もうそう まうさう
根拠のない誤った判断に基づいて作られた主観的な信念。
分裂病・進行麻痺などで特徴的に見られ、その内容があり得ないものであっても
経験や他人の説得によっては容易に訂正されない。
「被害?」「誇大?」「あらぬことを?する」「?にふける」
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ここで着目すべきは、妄想とは「根拠がなく、しかも訂正不可能」ということでしょう。
これはすごい。そこには一切の論理性や社会性が拒絶されているのだから。
しかしながら、この作品「私が語りはじめた彼は」は、そのような、社会から隔絶された意味不明な物語ではない。恋愛という、それこそ妄想が大きな要素としてかかわってくるテーマが、説得力をもって描かれています。
では妄想はどこにひそんでいるのか。
それは氏の美しい文章の中に垣間見えます。
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先生と太田春美はやがて、深い森の中で折り重なり、ぐずぐずに溶けていくだろう。腐臭は四海に漂い、私はどんなに遠く離れていても彼らの終焉に気づくはずだ。(中略)この人がもし本当に、森を離れるときに火を放ったのだとしても、それを見た者はだれもいない
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ここでいう「森」とは、先生とたくさんの女性との関係をいい、そこに「火を放つ」というのは、先生と女たちの関係を破綻させてしまおうとすることです。
しかし重要なのではそんな意味づけではないような気がします。
森の木々のように女たちが立ちすくみ、その中を一人の男がさまよっている。女たちは生き生きした姿からやがては立ち枯れ、トルソのようになっていく。そこに放たれた火は、男もろとも焼き尽くし、全てが消失してしまう。
まず第一に、このような「情景」があったのではないか。物語は、この孤立した情景に意味づけし小説にするために生まれたのではないか。つまりこの物語のメインの具は情景(=妄想)であり、ストーリーはそれらをつなぐ衣にすぎないと思うのです。
そういうふうに読み解くと、この物語の登場人物も、複雑な恋愛事情というリアルな現実世界におかれながらも、どこか、自分だけが思い描く情景の中に埋没しているように思えます。このホンのなかに、「子宮を中心にくるりと皮膚をひっくり返され、内臓をすべてさらけださなければならないような」という表現があるように、通常自分の外側にある情景というものが、脳みその中にはいりこみ、それが裏返されて外に広がるという感じです。
そこで今回の演出では、いかにして情景を思い起こさせるかというところにポイントを置き、大きく二つの要素をもりこんでいます。
ひとつは、抽象化された舞台。それは、それだけでは何も説明しない。ただこれから起る事の母体になる。その母体に、登場人物や物語がのることにより、母体はいろいろな見え方をするようになるのです。
もうひとつはRAW氏の写真。都市風景を独特な視線で切り取った氏の写真は、まさに情景そのものである。しかしそれは物語を説明しない。ただ孤立して存在している。非常にリアルで明白なイメージ、なのにそれは、妄想なのだ。つまり、「根拠がなく、しかも訂正不可能」
私たちは自分自身に根拠をもたない。なぜ生まれてきたのか。なぜ、どのように生きてゆくべきなのか。他者とどういうかかわりをもつべきなのか。すべてがよくわからず、よりどころがなくていつも不安だ。だから根拠を求める。国とか制度とか法律とか、愛とか友情とか、芸術とか学問とか。でもそれは不完全で、結局のところ、やはりいつも不安だ。だから妄想しようとする。妄想して妄想して、訂正不可能なところに行き着きたい。そうすれば不安も迷いもなくなるのだから。
でもそんなところにたどり着くことはできない。たどりついちまったら、論理性と社会性の拒絶である。生きてゆけない。でも不安だ。私たちはこの狭間でゆきつもどりつしている。永遠に。
このお芝居の4つの作品は、そんなゆらめく4つの人間関係が、微妙に重ね合わされながら進行します。
(三浦+RAW)÷外輪の妄想世界、おたのしみください
/外輪
*< 制作日記 >
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朝夕、涼しくなってきましたね。
皆様、いかがお過ごしですか。
本番まであと1週間ほどになってきました。
突然ですが!!
今回の「私が語り始めた彼は」は
<マンスリーシアター>なのです!!
実は、芸術創造館さんよりお話をいただくまでは、
「マンスリーシアターって何?」て感じだったのですが、
某サイトなどを見てみると「注目すべき劇団」(!)として
毎月、芸術創造館が共催という形で行っているということらしい。
ちなみに、エレベーター企画の前の月の公演は
東京の劇団「Shanpoo hat」さん。昨年は「桃園会」さんやら
「太陽族」の内藤さんの2人芝居などが行われていました。
な、なんと、そんなところに選んでいただけるとは!!
と今更ながら焦っています(私だけ?)
そしてそして、もうひとつ焦っているのが、今回の予約状況。
予約の入り方がいつもより少ないような…
レジャーシーズンの連休、
皆さんいろいろご予定あるのかもしれませんが、
もしも、お時間がぽっかり空くようなことがあれば、
ちょっと遠いですが、芸創まで足を伸ばしてくださいませ。
どうぞどうぞお待ちしています。
予約特典もまだまだ余裕あり!
ほんとよろしくね。
*< evkk.net更新情報 >
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▼「私が語りはじめた彼は」特典付きチケット予約受付中
▼「アテルイ」公演写真掲載
▼「授業」大阪公演写真掲載
▼「VOICE」に「授業」「747」劇評掲載
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