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近代愛 〜芸術創造館主催クラシック・ルネサンス参加公演〜
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「二つの心」武者小路実篤
「閉まらぬカーテン」横光利一
「人生の幸福」正宗白鳥
演出:外輪能隆
出演:大野美伸 土本ひろき 松本喜美子
戎勝義(passione)天明留理子(青年団)
外輪能隆
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2002.2.9〜11 大阪市立芸術創造館にて上演
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去年の12月から始まったクラシック・ルネサンスの公演、エレベーター企画は『近代愛』というタイトルのもと、「愛」というものを軸に作品を構成してみました。
1本目の『二つの心』は、愛憎によってふたつにとどまらず多様に揺れ動く登場人物たちの心理を、分離し、また時には融合させながら進行していきます。流転する場面転換から次に浮かび上がってくる『閉らぬカーテン』では、愛情というものがいかにもモロく、底のぬけたバケツに水をためるために、営々と水を運び続ける人間の滑稽な振る舞いが描かれます。3本目の『人生の幸福』では、幾重にも織り上げられたイマジネーションが、私たちが信じたくてしょうがない「事実」というものを曖昧にさせ、そのイマジネーションは、『二つの心』や『閉らぬカーテン』とも重なり合いながら、劇全体でひとつのまとまった感触を立ち上げてゆきます。
「近代は現代より未来だ」をモットーに、未来に向ってジャンプし、そうしたところでうまく着地なんてできっこない、危うい人間の内面を感覚的に表現された舞台でした。 |
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「習慣★HIROSE」評へ
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Photo by Tetsuro Noguchi
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紙風船
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日本演出者協会新人演出家コンクール 「優秀演出家賞」受賞
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2002.3.2,9 下北沢「劇」小劇場にて上演
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作/岸田國士 演出/外輪能隆 出演/大野美伸 土本ひろき
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| 日本演出者協会が主催する初めての演出家コンクール。エレベター企画では三度目の上演となる岸田國士の「紙風船」で臨みました。過去の上演作品の中でも一際完成度の高いこの作品で「優秀賞」を受賞しました。 |
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うつろな恋人 〜大阪春の演劇まつり参加公演〜
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原作:天童荒太
集英社刊『あふれた愛』より
脚本:外輪能隆
演出:外輪能隆
出演:梅崎尚子(劇創ト社)
土本ひろき
大野美伸
岩崎 徹(劇団息吹)
外輪能隆
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2002.7.13~14 森ノ宮プラネットホールにて上演
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心を病んだ中年男と少女。「そんな風にしか生きてゆけない」2人が出会い、悲劇は起こる。愛の本質を考えるとき、果たしてそれがもたらすものは幸福の結末か、それとも悲劇の結末か。そんな大命題を突きつけられ、観るものを呆然とさせるこの作品は、主人公の不安定な感情を効果的にあらわす演出において、大きな評価を受けた。
フラットな舞台に腰掛程の台錐形をぐるりと24個並べ、舞台中央の空間を円形に切り取ることで、主人公の心の空虚感、浮遊感、非現実感を視覚的に表した。また、デジタルビデオを通して大スクリーンに映し出される映像は、まるで覗き見をしているような後ろめたさとなまめかしい高揚感を観客に与え、作品自体をよりリアルなものに仕上げた。 |
「悲劇喜劇」評へ
PHOTO▼
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喪われゆく君に 〜應典院ウィークデイシアター参加〜
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原作:天童荒太
集英社刊『あふれた愛』より
脚本:外輪能隆
演出:外輪能隆
出演:板としあき(劇団新上舞)
へいぜいゆきえ (A&T アクターズシアター)
大野美伸
土本ひろき
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2002.11.26~28 應典院本堂ホール上演
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クリスマスの夜、コンビニで一人の男が死を迎えた。彼の最期を見届けたバイト青年と、その男の妻との不思議な交流。男を酔っ払いだと思い、足で蹴って反応を確かめたという自分の行為が罪悪感となり、いつまでも青年の心から消えない。その罪悪感からかその妻の家ををたびたび訪れるようになる。やさしく、切なく、独り言のように男の思い出を語る妻を見て、青年はゆるぎない愛の存在を知るのだった。
白を基調とした舞台美術は、作品そのものの無垢さとたおやかな時間の流れを表現し、演技者の細かな立ち振る舞いまで引き立たせる効果があった。折り重なってゆく心の揺らめきを描き出したこの作品は、原作のイメージを大事にしながらも、エレベーター企画が一貫して描き出している「愛のかたち」を見事に表現した作品である。 |
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▼[喪われゆく君に]PHOTO▼
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トモノス中央演劇祭参加
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出口
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| 脚本 |
外輪能隆 |
| 演出 |
外輪能隆 |
| 出演 |
細江祐子(WorkShop) 西田泰子(WorkShop)
大野美伸 |
| 会場 |
トモノス中央ホール |
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利賀サマーアーツプログラム2003参加公演
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マクベス
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| 原作 |
ウィリアム・シェークスピア |
| 演出 |
外輪能隆 |
| 出演 |
大野美伸
土本ひろき
徳間理華(演劇集団よろずや)
菊池康治(ウラナチ・EVKKWorkShop) |
| 会場 |
利賀芸術公園特設野外劇場 |
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マクベスは強靭な男だ。魔女の予言を聞き、夫人にそそのかされ、敵に慄くかわいそうなマクベス。だが彼は運命に翻弄されるただの男ではない。彼の意志は、一個人の願望や欲望、野望といったものから離れ、深く広く空間と時間に浸透していく。それは「悪意」だ。誰もがその悪意の中に身を沈めている。心地よく、甘美に酔いしれ、さらなる悪意に耽溺する。世の中の秩序を示すような整然と並べられた蛍光灯の群列が次第に失われ、しかし残った瓦礫が、マクベスの、そしてその他の登場人物たちの意識と結びつき増幅させてゆく。この世界は悪意が善、即ち"Fair is foul, and foul is fair."なのだ。
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こまばアゴラ劇場冬のサミット参加
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花野 -invierno-
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| 原作 |
川上弘美(中央公論新社「神様」より)
村田喜代子(講談社「花野」より) |
| 脚本 |
外輪能隆 |
| 演出 |
外輪能隆 |
| 出演 |
土本ひろき 徳間理華
村田和子(EVKKWorkShop) |
| 会場 |
こまばアゴラ劇場 |
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●川上弘美「花野」
5年前に交通事故で死んだ叔父が現れる、くたびれたセーターとズボンを身につけて。叔父は「秩序がないよ、君の人生も」と私にいうのだ。「秩序のない」世界を離れた叔父にはこの世はいったいどんな風に映っているのだろう?−−それは、存在のない存在から感じるたしかなもの−−死を通して生を感じる叔父の悲しさが伝わってくる。
(中央公論新社刊『神様』より)
●村田喜代子「花野」
祖母の法事のため、田舎へ帰省する母と私。道すがら恋愛について尋ねる私に「あのとき、わたし、その男の背中に恋愛をしたの」母はこういった。今まで知らずにいた母の一面をかいまみ、とまどいを隠せない私。更年期を迎えながら今まだとらえどころのない少女のような母、そして剛毅に生きた祖母。「放浪への願望」をめぐる3人の女たちの時を超えた交感を描く。
(講談社刊『花野』より)
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「花野」をキーワードに、2人の女流作家の世界が美しく混ざり合う。やさしく、おだやかな明かりのしたでのピリピリとしたような鋭い感覚。死者との会話を通して生者の不完全な愛が美しく昇華していく……
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Photo by mya
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